【僕の部屋にケーキあるよ】 そんな苓の一言で、簡単に懐柔&説得をされた私は。 『ケーキって…ケーキって……』 「ン?」 『……ケーキはケーキでも【ホットケーキ】じゃねぇかぁああ!!』 出された【ケーキ】を指さして、思わず絶叫した。 …けど、 「なんかその言い方、なぞなぞみたいだね」 苓、私の叫びを華麗にスルー。 私にテーブルへつくように促すと冷蔵庫を開け、いくつかのビンを取り出し始めた。