心がすごく……ふわふわする。


男の子を好きになるって……。


こんなにも心があったかくなること……だったんだ。


五十嵐くんにお姫様抱っこされながら、夢見心地で考える。


今までイヤだったはずの、男の子特有の低い声も。


ガッシリした体つきも。


今では、カッコいいとか、たまらなく好きだとか。


あたし……自分が自分じゃないほど……舞い上がってる。