あ~~~・・・・・・・
「ハラ減ったぁ」
「下品じゃのう。若い娘が」
「だってもう、おなかペコペコぉっ」
「昼飯は食ったであろう。しかも大量に」
あたしは自分の部屋に腹ばいになって寝転んだ。
両手両足、でーんと投げ出して、まさに大の字。
あ~、畳のいい匂い~~。
青々しい香りが、生野菜を連想させる~。
顔のそばに座り込んでる絹糸に叱られた。
テシテシッと肉球で頭を叩かれる。
行儀が悪いって。
んなこと言ったってさーっ。
おなか空いて動けないんだもんーっ。
なんかさぁ、修行始めてから、おなかが空く頻度が上がってる気がする。
食べる量は増大してるし。もう確実に。
「なんでかなぁ?」
「使う力の分を補給しているだけじゃよ」
「太りそうで怖い~。でもおなか空くし」
「ナオも大食らいじゃったのぉ」
「じー様も?」
「天内君、いるか? 入るぞ」