なんだろう、この違和感。

昨日入学した私は、ものすごい違和感を感じていた。

あ、あれ…?

「女子、私だけ~!?」

見渡す限り、男・男・男…。

「今頃気づいたの?」

隣の席の男が苦笑して言った。

馬鹿にすんな、このやろ~!

「悪い?」

「別に。俺、青木聖。ひじりって呼んでいいよ」

「私はきさ・・・。」

「はい、席ついて~。」

KYだあ~!!空気よめてね~!!

「えー、このクラスの担任をします、加藤将也です。」

担任まで男か~。しかも超美形じゃん。

「数学担当。よろしく!ちなみにしつも…「先生!!」

私は先生がしゃべり終わる前に手を挙げた。

「なんで女子が私しかいないんですかっ!!」

「君が如月さんか~。」

先生がやけにニコニコしていった。

「ここが馬鹿クラスだってことはみんな知ってるね。」

「馬鹿クラス!?」

「あ、知らなかった?成績下位者を集めたクラスだぞ。」

うそーーーー!!私が馬鹿なのは自分が一番理解してる。

でも指摘されるとくやし~!!

「でもさ、馬鹿にしかできないこともあると思うんだ。先生は…。それは、なんだと思う?」

ん~。悔しいけどわかんない(汗)

「答えは恋愛☆ということで如月サン。」

「は、はい?」

「一週間以内に彼氏作らないと退学(にこっ)」

……なんでそうなるの~!?