「………おい……捺海、おい………」









「……………!!


あっ、何??」







最低男の声で、ハッとする。






振り向くと、最低男は不機嫌な
顔をして指を指した。








「鍋が、吹き零れる。」







そう言われて、直ぐに鍋を見た。







「うわぁ……!!!!」





鍋から、今にも吹き零れそうに
なり急いで止めようと手を出すと……








「………っっ、熱……!!」






熱くなった、鍋に思わず触れて
しまった。








「何してんだよ……!」







グイッ……







最低男は、あたしの手を取り
水を出して冷やした。









何やってんだろ……あたし。