【月side】



さぁ…導いておくれ。あたしたちを天空へ…。

ペガサスの待っている虹の谷へ!!


「悪い…結大。あたしはいくら天空だからと言っても太陽が照りつけてれば力が出なくてね…。」


「す…すみませんっ!!私もよくわからなくて…。えと…大丈夫ですか!?」


ふれあは心配そうに結大を見た。

結大少し、は苦しそうに


「おう…。」


と返事をした。


さすがに結大ほどの使い手でも、3人分の力を

出すのは大きな負担なのだろう…。


「ごめん…結大。後一踏ん張り頑張って!!」


あたしは結大に手を重ねて空へ空へと

浮かんでく。


「私も力になれればいいのですが…」


そう言いながらふれあもあたしの手の上に

手を重ねた。そして静かに目を瞑る…。

すると…


―――ドタンッ!!


急に大きな光を浴びて、お尻から地面に落ちた。


「痛っ…。ここはどこ…?」


あたしは目を開けて回りを見回した。