放課後、あたしはケイタと一緒に教室を出ようとした。


「マナちゃん、俺教室で待ってるから」


ニッコリ笑ってくれた。


あたしは、うなずいて先に教室を出たケイタの後を追った。


「ねぇ、どこに行くの?」


「うーん。屋上、もしくは生徒会室」


生徒会室!?


「なんで生徒会室!?カナタって生徒会の人間なの!?」


「そーいう条件だったんだよ」


条件?


「ここらで、一番強いのは俺達白鬼だ。だからここにいる不良たちのまとめ役として入らされたんだよ。まぁ、俺達より強いのがいるんだけど、そいつは断ったらしいからね」


「ふーん。って、白鬼って強いの?」