計画をねるためアラン、ジーク、ラルフはギルドに集合した。まだ何と戦うのかもわからない。
「ラルフもっと情報はないのか」

「ないぜ」

ジークが眉をひそめる。
「何と対峙するのかわからない、策のねりようがないな」

私は言った。

「当たって砕けろでいいと思うよ」

「それがいいオレも賛成だぜ」

「それがいいアラン」
兄も認め当たって砕けろで行くことになった。狩は2日後に決まった。 帰ろううと歩きだすと後ろからラルフが来た。
「ははっお前も無責任だよな、当たって砕けろなんてさ」

「アンタがもっと詳しいことを知ってれば変わったかもね、」

ラルフは苦笑いしながら
「はははっオレも当たって砕けろ大好き本当大賛成!!」

バカな奴だなこいつ…。

「ふふん」

家に帰り武器の手入れをしていた。

「旦那狩る相手がわからなくて大丈夫かニャ」
アイルーのジャックが心配している。

「大丈夫だよ、なんとかなるさ」

軽く言葉を返した。
2日たち狩に行く日が来た。
狩場はアーバドこの付近の森林地帯だ。

肩を叩かれ振りかえる。
「アラン狩場には川から船で行く」

「ジークなんで船なの歩けば20分で着くのに?」
ジークは面倒くさそうに言う。

「龍に気づかれてこの街の近くでやられる街に損害がでるからだそうだ」

ジークが立て続けに言う。
「俺達には関係無いことだけどな」

アランは嫌悪感を感じた。自分が腰をおろす街を自分には関係ないといいはなつジーク。

「ジークそんなこといったらあの愚王と同じだよ」

ジークは目を細める。

「そうだな」

荷車をひきながら無理やり走ってくる。

「お待たせ!」

ラルフが来た。これで狩の人員は揃った。

「準備万端だぜ」

ラルフが言い放つ。

「よし、では討伐に向かうとしよう」

川のほとりに定止している船の船長に話しかけ船をだしてもらう。

「ヤッホー待ちに待った狩だぜ!」

ラルフが叫ぶ。

「黙れ」

それをジークが沈黙に戻す。
「ジーク龍はクシャルダオラかな?」

「わからない」

ラルフが不思議そうにいう。

「お前らなんでクシャルダオラにそんなにこだわるんだよ?」

ジークが言う。

「他人には関係無いことだ」

ラルフが視線をまた川にもどす。
私は川を眺めた。

「ギシギシ」

「着いたぞ」

その声に眠りから連れ戻された。荷物を持ち寝ぼけているをラルフを川に落とし船からおりる。

「何すんだよ!!バカヤロー」

ジークが呆れたように言う。
「バカはどっちだ」

ラルフの寝ぼけが解けたところで再び荷物をまとめ狩アイテムを確認する。
「これから龍が目撃された森に入る、ここからは気を引き締めろ」