ちっ・・・・


俺は舌打ちの音ではっとした。

その顔は笑みが無かった。




「なんなの??

人の体をじろじろじろじろみて・・・
キモいのよ!

話かけておいて、なにそれ!!
ただぼーっとしちゃって、

用があるなら速く言いなさいよ!」



・・・・


すんごい剣幕だ。


・・・

なんと返そうか・・



仲良くなりたいなぁ、

なんて

軽い気持ちで話しかけただけだし、



こんなの理由にならないな・・


たいした理由がないので、
俺はだんまりを決め込むしかなかった。


この態度をみてどう思ったか、
ここにいる意味がない、

そんな感じでくるりと背を向けた。



「待て!」