ケータイ小説 野いちご

一途な彼氏は溺愛中。

一途Ⅱ
…言えよ。

―――――。


ミントの爽やかな香りが、鼻に行き通る。


「ちな、起きろよ」


ハスキーな声が、私の耳を駆け回る。


「ちな?」


「んん…」


体が何かに揺らされ、揺れる。


「起きたか?」


眠気眼で私に話しかける人物を見る。

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