それからも、花音はしつこく俺につきまとってきた。




俺は一度仲良くなったら少し切り落とす事が出来ないらしい…







入学式は、知らないヤツだから切り落とせたけど…





だから、最近の俺はぐったりしていた。





その様子を見ている來未と奏汰は心配してくれた。






まぁ、親友と好きなヤツが居れば別に困った事もあまり無いから、花音は軽くあしらっていた。









「ねー、優哉く~ん」



『花音…「優哉ー!」



奏汰がその様子を見て助けを出してくれた。





『おう!ちょっと、悪りぃ』




「あっ優哉ー!」



一目散に奏汰の元へと行った。





「チッ……まだ落ちねぇのかよ……」





花音の、悪魔の囁きも聞こえなかった……