「どうすれば…いいのよぉ…」

すべてが崩れ去った。
きっと嫌われた。
だって私は、葵を無視した。



私は夜の道を1人で歩いていた。
泣いてたのがばれたくなくて…家にも帰りたくなかった。


…目が痛い。
コンタクトなんて背伸びしすぎたよね…
もう、コンタクトにする意味もなくなった。


葵に喜んでもらいたくてコンタクトにした。
でも葵に嫌われる態度をとった。


涙を止めることができなくて…


こんな世界来たくなかった…
恋がこんなに甘酸っぱくて切なくて…叶わないものなんて思わなかった。
恋は両思いになるものだとばかり思ってた。


…すべてはあのゲームから始まったんだ。




「…中村?」