「えぇっ!!それって、つまり…日向君と誕生日デートしたってこと!?」


「でっ、デートというか…一緒にお祝いをしてくれて…」


「だから、それを“デート”って言うのよっ!すごいじゃん、星愛!」


「う、うん………。」


私の誕生日から一週間が過ぎた。


美波の風邪がスッカリ良くなったこともあり、私たちは午後からショッピングへ。


バースデーカードのお礼と、日向君に偶然会ったこと、その後…日向君が一緒に誕生日を祝ってくれたことを美波に話した途端…。


彼女から興奮気味の大きな声が上がった。


そのボリュームは、周りで買い物をしていた人たちが一斉に私たちの方に振り向くほど。


私は恥ずかしさのあまり、頬がカアッと熱くなるのを感じた。