あれから数週間たったこの日、


突如遥のケータイが鳴り響いた。


「はい、もしもし、なんですか翔矢さん」



「あぁ、来週から3日間、


開幕前の合同テストが栃木であるんだ、


一緒に来るか?」



「行くいく、連れてって」


「テスト自体は3日間でも、


前日に乗り込んで、


最終日の翌日に帰るから、


全部で5日間だぞ、


良いのか?5日間俺たちと一緒だぞ!


親父さんに何か言われねえか?」