そして3ヶ月後……。あたしの目の前に斗真が現れた。
「あんなメールで関係を切るなんて卑怯だね」
「最初に裏切ったのはそっちじゃない!」
何でよ……あたしがどんな思いで仕事を辞めて、引っ越しまでしたと思ってるの?
新しい環境で生活する為に死に物狂いで就職先を見つけて必死で働いて
やっと落ち着いてきた頃に現れるなんて……
「早く帰って! これ以上居座るならストーカー被害で訴えるから」
ストーカーという言葉を出すと、斗真は掴んでいた両腕をゆっくりと離した。
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