手術の日から二日後、検診のため、わたしは再び病院に行った。




初めて受診したときと同じように、ショーツを脱いで内診台の上に乗る。


膣の中に器具が入り、エコー検査が行われた。


モニターに映し出されたわたしのおなかの中には、赤ちゃんはもういない・・・。



どうしようもなく、目に涙が溢れてくる。






検査のあと、医者から今後のために避妊のことを、詳しく教えられた。



赤ちゃんを失った今、かっちゃんとセックスする気にはとてもなれなかったけれど、知識として知っておいたほうがいいと思い、医者の説明を聞いた。




まず初めに、セックスをしないこと以外に、100%の避妊法はないということ。




最も一般的な避妊法はコンドームだろう。


女の子の膣に挿入する前に、男の子がペニスにかぶせて使う避妊具だ。


 薬局やスーパー、コンビニなどで手軽に買えるものの、完璧に使いこなすのは難しく、失敗する確率はけっこう高い。


失敗しないためには、まずは正しい使い方を学ばなければならない。