「マスター、雪は儚いものですね」 死体となりシャクナに燃やされてしまった"かつてミッシェルだったモノ”を見つめ立ち尽くすロキを横目に、しれっとシャクナが空を見上げた。 「うん…そうだね。儚いからこそ綺麗なんだろうね。ときにシャク。ミッシェルの体から煙が出ているんだけどどいうことかな?」 呆然と立ち尽くすロキの前で、ミッシェルの身体は燃え続ける。