「春輝くんッ!好きなの!付き合って」


朝から先輩に呼び出されてそう言われた


「アンタさぁ、なんか勘違いしてね??
俺、別にアンタの事好きじゃねぇしw」


「じゃあなんで私に笑いかけたのよッ!」


「はぁ?? 笑うの位、普通じゃね??
俺、アンタみたいな勘違い女が一番嫌いw」


「酷い……ッ!」

そう言って目に涙を溜める女

俺はその女に背を向けて歩き出した


「春輝また勘違いされてるしww
ってか、もう春輝に落とせない女とか居ないんじゃね??」

ダチの秋夜(シュウヤ)が言った


「当たり前w」


「マジで??
じゃあ、神谷 未来ちゃん落としてよ」


「神谷か…。
アイツ何考えてるか分かんねぇんだよな…。
いっつも音楽プレイヤーでなんか聞いてるし
休み時間はどっか行ってるし…」


「でも可愛いよな~」


「あぁ、それは思う」


「へぇ、春輝が可愛いって言うとか珍しいじゃん」


「実際可愛いし。」


「だったらさっきの先輩も可愛いかったじゃん」


「アイツは無理。
ケバいし。香水臭い」


「誰だったらいーんだよ…w」