白くぐるぐると回るような視界の中、 最後に聞いたのは誰かの叫ぶような歓声だった。 「…………ぇ…」 「…だよ……」 「……っ…の!」 どこからか声が聞こえる…。 「…何してんだよっ!お前は!!」 「だってさぁ…」 「言い訳ならどうにかしてから言え!このバカ野郎が!!」 すっごい怒気を含んだ声。 それとさっき覚えたばかりの声。 「………。」 目を開けるとまた見知らぬ机と広い部屋。 どこだここは。