むかしむかし、幼い子供が一人、森の中に捨てられました。 ( 誰か、助けて ) その子は人間を恨みました。 ( 森に入った者は襲われる ) そしてその日から、そう言われるようになりました。 灰色の髪をしているその子は、まるで狼のようだと、町の人々から恐れられました。 そして人々は、夜に森へ入ることはやめたのです。