のんびりしていると、微かに気配が。


舜太に言おうとした瞬間、私達はあっという間に囲まれた。


ちっ、いつの間に。


私が気づかないなんて…こんな失態は初めてだ。


油断しすぎた。


「風龍…」


舜太が小さな声で呟いた。


風龍!?


こいつらが!?


確かによく見たら、覚えのある奴らがちらほらといる。


すぐ夜桜になりたいけど……。


側に舜太がいる。


私の戦いに舜太を巻き込みたくはない。


だけどどうしたら…。