圭side


俺の名は榊原 圭-サカキバラ ケイ-。


高校1年生にして、一応モデルだ。


「今日はHAPPYか。急がないと遅れるな」


見た感じ普通のモデルみたいだろ?


でも、実は天龍って言う族の総長なんだ。


これは社長にも内緒なんだけどな?


「おはようございます」


「おはよう」


「圭君」


「平木さん?」


振り向くといたのは、力メラマンの平木さんだった。


「どうしたんですか?」


「相手役の事なんだが…」


相手役。


俺は急遽入ったからなぁ…。


「誰なんですか?」


「ま…」


一ガラッ


平木さんが言おうとしたら、誰かが入って来た。


「おはようございま~す」


「おはよー」


長い黒髪を揺らし、ニッコリと笑う少女。


おい、あれって…。