「はい、レナちゃん。できたよって・・・飲める・・・?」


「飲めると思う?」


「ゴメン。思わない。」


でしょうね。


あたしは、あのまま、部屋まで連れて行かれ抱きしめたままソファに座ったヒサ。


そして、あたしの存在を確かめるようにギュッと抱きついて離れてくれないヒサ。


しかも、腕も包むように抱きしめてるから動けないのだ。


「ヒサ、いい加減離してくれ。ミルクティー飲みたい。」


「もう少し。」


あたしの項に顔を埋めていて、髪が顔にかかってくすぐったい。