あれから、3ヶ月が経った。
各地で梅雨明け宣言が出され、カラッとした天気が気持ちいい。

「ねえ、どうするの?」

「ん?」

「もう、柚子また聞いてない」

横で親友純那が、ほおを膨らませ怒ってる。

相変わらず可愛い。
でも、それを気づいていないでやるんだから、天然の小悪魔だと思う。

私は休み時間のたびに、隣の純那のクラスに入り浸っていた。

クラスで友達はできたけど、仲のいい人がこのクラスに集まってるから。

「夏休みのこと!!どこ行くか考えといてって、遊と聡史に言われたじゃん」

そう、あれから聡史・遊・純那・私の4人でよく遊びようになり、いつも一緒に行動するようになった。

純那と遊は、ファッションの事で意気投合して、いつも聡史と私がそれを眺めている感じ。

なんか、遊に取られて気がしてシャクだけど、純那が楽しそうだからいっか。


ーーーキーンコーンカーンコーン

私が答える前に、ベルがなる。

「ゴメンゴメン、放課後話そう!」

そう言って、私は教室戻った。