「煌のヤツ!!
なにアレ!!
もう、めちゃくちゃムカつく――っ!!」


五十嵐くんの言葉に怒り狂うのんちゃんを、ひとまず……人が少ない部屋の隅まで引っ張った。


「放して、心優!!」


ぶんぶん腕を振り回して怒るのんちゃんに……。


「あた……。
あたしなら……。
もう、大丈夫だから……」


あたふたしながらも、なんとか頑張ってなだめていると……。