「いいな~いいな~心優!! 北星で男の集団に追いかけられて。 おまけに、金髪王子に助けられたなんて。 少女マンガみたいじゃ~ん!! 運命じゃ~ん!!」 「う……運命!? お……王子!? 王子じゃない、王子じゃない!! とんでもないっ!! なんか……。 とってもヤンキーみたいな人」 初めて北星での合同授業があった日の放課後。 「でも、助けてくれたなんて、やっぱり“王子”じゃ~ん。 心優、うらやましい~!!!!!」