ルナの家は1戸建て。
3階まであってすごく広い。
「おじゃまします。」
靴を揃えて、おじゃまする。
「先あたしの部屋に行ってて。」
そう言ってルナは奥の部屋に行った。
階段を上がってルナの部屋に入る。
ルナの部屋はスッキリ片付いている。
ベットと机と丸い小さなテーブル、本棚と棚とタンスくらいしか置いてない。
ガチャ
「ごめん、オレンジジュースくらいしか飲み物なかった。」
ルナは丸いテーブルにジュースを置いた。
「いいよ、オレンジジュース好きだし。」
ルナも座って2人きり。
「ねぇ、本当のこと言って...。」
深刻な顔してこちらを見る。
「チョコのこと好きなんでしょ?」
えっ。
「なわけないでしょ!ばっかじゃない?」
腕組みをしてそっぽを向く。
「じゃあ、あたしがチョコとっちゃうよ?」
別に...。
「いいよ。とっちゃえば?私の人じゃないんだし。」
ルナはホッと胸を撫で下ろすようにため息をついた。
「そう。じゃぁ、安心した。」
な、何が?
「何が安心なの?」
首をかしげて質問。
「チョコのこと。応援してよね、奏!」
ルナはニコッと笑ってピースした。
「わかった!まず、何すればいい?」
カバンからメモとシャーペンを取り出した。
「えーっとね~...」
この話は夜まで続き、私がルナの家を出たのは9:30だった。