「守本さん、夜、ちゃんと寝れた?」 「…なんとか…」 「そう。朝ごはんちゃんと食べないと具合悪くなっちゃうから、残さず食べてね」 そう、津川先生がいって、病院食を渡された。 「あたしが一番おいしいと思うのは、ごはんかしら」 げー…、そうなの? 「嘘よ。どれも意外に美味しいわよ。……、じゃあ行くね」