「……誰?」 俺が玄関のチャイムを鳴らしたとき、このちっちゃい子供が俺を見て、そう言った。 ……似てるけど、似てねぇ…。 「隣に住んでる、神澤。お前、陽太か?」 「そーだよ。姉ちゃんなら、いないよ。まだ帰ってきてないもん」 すげぇ警戒心。