それから...

私は秀に連れられ、綺麗な大きい建物の中に入った。
そこは応接間だった。

「さてと。」

私と秀は二つの向かいあったソファーに腰掛け、秀が入れてくれた紅茶を飲んでいた。
いや~このソファーふっかふか!

「全部最初から話すね。これから話すことは全部本当だから。それと驚かないでね。
まず第一にここは普通の学園では無い。この学園にはレベルが存在していて、そのレベルは能力で決められている。」
「能力?」

「そう能力。能力のレベルは1~10まであって
レベル1は普通の人間、要するに能力が無い人達だ。
レベル2は少し能力があって、でもあまり強くない人達だ。
レベル3は能力があるが、あまり役に立たない能力の人達だ。
レベル4は1つの能力が上手く使えて、役に立つ能力を持つ人達だ。
レベル5は2つの能力を持っている人達で、
レベル6は2つの能力をもっていて、上手く扱える人達。
レベル7は3つの能力をもっていて、
レベル8は3つの能力を上手く扱える人達。
レベル9は4個以上の能力を持っている人達、
レベル10は4個以上の能力を上手く扱える人達だ。」

「ちなみに私のレベルはどれですか?」
私は話を聞いていてそれがとても気になった。
「結衣はたぶんレベル4ぐらいじゃないかな?」
「やっぱりそうですよね。」
「でも、もしかしたらもう少し上のレベルに上がれるかもね。」
「本当に!?」
「まあ。ありえるよ。」
彼はそう言って苦笑いした。

「あっ!言い忘れてたけどレベルによって制服や学ぶ場所が違ってくるんだよ。」
「へ?」
「俺が着ている制服、これはSクラスの制服。要するに生徒会の役員はSクラスにいるんだよ。」
「ってことはレベル高いんですか?」
「一応レベル8だよ。Sクラスはレベルレベル7からだから。」
え~!
まさかだわ。うん。
私とレベル3も違うよ。ハハハ...

「ちなみに結衣にはSクラスに入ってもらうよ」
「へ?」