でも素直に従わないのも俺。

「ち、違う、誤解だ!」


「何が誤解なの。」


黒いオーラを漂わせ、右手にはハリセン(幻覚)が見える。

「(や、ヤベーよ…!)」


助けを求めるため、兄貴に視線を送ると…。

「ん?…そういうことか。キスで手を打ってあげるけど?」


ニヤニヤと笑う兄貴はきっと助ける気がないらしい。絶対そうだし!!


「薄情者!!」


結局正座で4時間の説教をされた。

家に帰る前に痺れてなかなか立てなかったのは、言うまでもない。