ぐつぐつ…

この世の物とは思えない臭いがプンプン漂ってくる。


どうしよう、入るかは入らないか。

グルグルと家の前を行ったり来たりする。


入った瞬間、俺は死を覚悟しなければならない。


ゴクリと生唾を飲んだ。

ガラッ


「あれ?誰かと思えば誠ちゃん。いらっしゃい、奇遇ね。」


親友の母親がニッコリと笑う。