「あー。良い朝だ。」


私、上野初音は高校2年生です。


ちなみに彼氏もいちゃったりします。


中3の春に告白されて
かれこれ2年になります。

彼氏はなんといっても
完璧なんです。


だけど…ダメなところが
ひとつだけ…。


「初音―――――!」


ほら来た。


朝から他人の家に入るなんて…


バァン!


あたしの部屋のドアを
壊れるくらいの勢いで
開けてきたのは
私の彼氏佐藤宏太。


「初音!今日も可愛いよ!少しクマができてるね
大丈夫?俺が今日の夜からトントンしてあげよっか?!」


「結構」


「冷たいところもかわい♪大好き!いや愛してる!」

はぁ。毎朝いや毎日24時間こんな調子だ。


でもそんな宏太だ好きで


離れたいとか思わない。


むしろ一生一緒にいて欲しい。


「初音―宏太くん―ご飯」

「あっ。はーい!宏太行くよ!」


うーんと考える宏太。


「何考えてるの?早く行くわよ!」


「初音からさキスしてよそしたら行く。」