〜里奈side〜


あの日からあたしの時間は止まってる…



空は時間が経てば、笑ったり怒ったり、時には泣いたりする。



あたしも、あおぞらのように過去とか全て無くして自由になりたい…。心から笑えるようになりたい。



「青井さんッ!俺、この学校来てから青井さんのことすげぇ気になってて、付き合ってくれない?」



毎日の用に知らない男子から、告白される。



はっきり言って呼び出されて告白とか迷惑…。



「ごめんなさい。あたし、あなた知らないし、今は誰とも付き合う気ないから。」



いつも同じ言葉で断る。文章を音読するように、一文字も変わることなく…。



──ドンッ


「里奈ッ!」



「なッ何?!」



有里がいきなり大声で、あたしを呼んで目の前にきた。



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