有無を言わさず、副会長兼彼女にされてしまったその翌日。



キーンコーンカーンコーン……。



「やっと4時間目終わったぁ!」



「…………」



「乃愛、お昼食べよう!」



「…………」



「乃愛ー?」



「…………」



「乃愛!!」



「……へっ?」



明菜の大きな声にあたしはハッと我に返った。



「『へっ?』じゃないわよ!ずっと呼んでたのに気づかないんだもん」



「ご、ごめん……」



呆れる明菜に、あたしは頭を下げた。