夏休みが明けて1週間がたった。



夏の暑さが残る9月。



あたし、白川 乃愛はいつもどおりのお昼休みを親友の相模 明菜と過ごしていた。



すると、ひとりの男子生徒、東川くんに呼び出されて今この校舎裏へと来ている。



校舎裏には初めて来たけど、なんだか薄暗くてジメジメしていて居心地が悪い。



なにを言われるのかと不思議に思いながらいると…。



「あの…俺、乃愛ちゃんが好きなんだ。よかったら俺と付き合ってください」



「え…?」



東川くんからの突然の告白に、あたしは目を丸くした。



東川くんは黒発の短髪で、身長は170センチくらい。



さわやかなスポーツマンって感じだ。



モテる部類に入る人だと思う。