ん…

なんか苦しい。

「ケホッ…ケホッ…ハァ…ゼーゼー…」


「ん…。」


蓮は、小春のせき込みで目をさました。


「小春。…大丈夫。ゆっくり呼吸して…」

「スゥー…ゼー…ケホッ…ハァー…」


蓮がいてくれたおかげで本格的な喘息になる前におさまった。


「……」

ベッドに疲れ果てて倒れる。

「小春…疲れたでしょ。寝なよ」