ケータイ小説 野いちご

俺様な彼は、総長さん。

出会い

ザッ、ザッ、ザッ…


誰かが砂を蹴り、こっちに来る足音が聞こえる。


ザック、ザッ、ザッ…


段々近づいてくる足音に、余計怖くなって、さっきより強く泣いた。


誰…?


暗いのと、涙で視界がぼやける両方で何も見えない。



「…お前、こんなところでどうしたんだ?」


男の人の声。


低く、でも聞き取りやすい声。


「ふぁっ…う、うう…」


涙が止まらない私は、答える事ができない。

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