「はっこっにっかぁーくれっていっきっる♪

俺たちゃすーずきぃーさん軍団なぁのぉさっ♪」

他人様のプロフで覚えた替え歌をガッツリパクって、ご機嫌の体で廊下を歩く遊里。

静寂に濡れ衣を着せても罪悪感の欠片もなし。

お前なんか天罰が当たってしまえ。

そんな無法者が教室に戻ってくると、授業は終わって昼休み。

「かーおーるちゃんっ、一緒にご飯食べよっ」

飛び跳ねるようにかおるの席に近づくが。

「あっ、ごめーん、私とーがと家庭科の先生とご飯食べる約束してるの」

ほにゃっと笑いながら、小さなお弁当箱片手に席を立つかおる。