「若菜っ!!死ぬなっ!!生きろっ!!生きてくれー!!」


「....。」


生きているんですけど、私。


一眠りした私はすっかり回復しまして全く頭がぼーっとしていません。

なのでもう大丈夫です。

健康です。


「あぁ、若菜!!若菜ぁぁぁぁ!!」


「「うるさい。」」


バコッ


泣きながら私の手を掴む夏樹を叩く愛と健斗。


はい、今みんながお見舞いに来てくれています。


「みんなで若菜のことお見舞いに来てくれるとか本当に仲が良いんですね♪」


「違うわよ。夏樹と健斗は一緒だったけど私は別。さっきそこで会ったから一緒に来ただけ。」


ニコニコ日向に少し不機嫌な愛。


どーして愛はあんなに不機嫌そうなんだろう?


「はぁー、こいつら見たときどこのバカップルかと思ったわよ。超うざかった。殺したかった。」


あぁ、そうか愛最近年上の彼氏と別れたんだった.....。


てか....


「その台詞、冗談に聞こえないよ愛。」


せめて笑って!!

目だけ笑わないとかでもいいから!!