ケータイ小説 野いちご

注※これは結ばれない恋愛です。

*蝉泣き夏。
┏禁忌すら愛おしい




これが、2人の始まり。







「みゆー!おはよー!」



学校にいくといつもの人が、
速攻でわたしに声をかけてくる。


「あっ、ツバキたん、おはよ」


世間一般でツバキたんと呼ばれるのは、
クラスの中心的男。


光風椿(みつかぜ つばき)。
わたしの隣の席の男。


かっこいいとは違うけど
人懐っこくて馴染みやすい性格から、
人気はそれなりにある。


もちろん、
わたしには咲夜しか見えてないのだけど。


「みゆさ、昨日の野球みたかー?」


「え?わたし?見てないよ。昨日は4チャン見てたの。」


カバンを机の上に置いて、椿の問いにしっかり返す。





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