守くんを助けてから2週間ほど経ったある日の休み時間。




あたしはいつものように教室で真澄ちゃんとお喋りを楽しんでいた。


最近、守くんはあたしにすごくなついてくれて、そのことを話すと、真澄ちゃんは褒めてくれた。




「スゴいわね。未唯もやるときはやるじゃない」


「でしょ?えっへん!」


「よしよし(笑)」




猫のように頭を撫でられあたしの顔は思わずほにゃんと緩む。


真澄ちゃんに頭を撫でられるのって、気持ち良くって大好きだなぁ。











その時






バァン!!


いきなり派手な音を立て教室のドアが勢いよく開いた。




「!!?」




あまりの音に教室にいたクラスメイト全員がドアの方を見る。



そこにはガラの悪いヤンキーが3人いた。