手術2ヶ月ほどたった。


「ハル…明日退院していいよ。」

「本当に?」

やった。今からがんばれば大会に間にあう。


「でも無理すんなよ。ハルは、喘息持ってんだから。」

「わかってるよ。」

蓮にぃは、出ていった。


あたしは、うれしくてうれしくて今学校にいるであろう美紀に電話した。

『もしもし?』

「美紀!明日退院していいって…」

『ホント?よかったじゃん』

「うん。来週から行くね。」

電話を切ってお母さんにも報告した。