この暴力が悠矢の不器用な愛なら、私は全てを受け止めたい。

キスマークだけじゃなくて、この身体にある痣が、あなたのモノってシルシなら私はすべてあなたの物。


心からそう思ったのに。

私の心が・・・身体が・・・

悲鳴を上げてるの。

もう耐えられないって・・・

声にならない叫びとなって・・・

心と身体が悲鳴を上げてるの。

もう限界なのかもしれない・・。

「あーっはっはっはっはぁ」

悠矢が玄関で高笑いしている。

でもそんな声も私の耳には小さく聞こえて、だんだんとその声は私の耳には届かなくなる。

その代わり、頭では悠矢の

『愛してるよ』

『晴菜は俺のもんだろ・・・?』

トーンの違う声が響いている。