修学旅行当日の朝、私達は
学校からバスで空港に向かった




そして、
羽田から長いフライトを経て




サンフランシスコ空港に
降り立った




『ん~、やっと着いたねぇ

座りっぱなしだから疲れちゃったよ』




瑠唯くんが伸びをしながら
言った




「そうだね、

……あれ
悠弥、顔赤くない??」




もしかして
具合悪くなっちゃったのかな




『な、なんでもねぇって!!////』


「そう??」




気になったけど、
悠弥があたしの手をいつもの
ように優しく握ってくれたから


それ以上は聞かなかった