◆◆◆翼side






あの後、香坂とすぐに分かれて僕は自分の部屋に入った





――イギリス、香坂、





この名前をどこかで聞い
たことがあるような気がして


ノートパソコンの電源を入れた





カタカタッ タンッ



出てきたページをクリックして


僕はそのページに釘付けに
なった





『……っ!!』





やっぱり、あいつは


香坂は――







僕は大きなため息を一つついてノートパソコンを閉じた