屯所に帰ると、二人は誰もいない廊下を進み、自室へ戻った。

入るとすぐ、座る二人の微妙な間に沈黙が流れた。

「…鈴羽ちゃん、おいで?」

その優しい声に、鈴羽は沖田の隣に寄った。