ケータイ小説 野いちご

あたしはあなたの虜~先輩のキスは魔法のキス~

声が聞きたい




バタン



先輩に家まで送ってもらい、まだ火照った頬を隠しながら家に入った。



うわぁ、まだドキドキいってる。



ずっと先輩と繋いでいた右手。それを胸の前に持ってきて、ギュッと握りしめる。





「そんなとこで突っ立って何やってんの?姉ちゃん」


「うぎゃっ!……って、瑠羽かぁ。びっくりしたぁ」




余韻に浸っていたあたしに冷たい視線が刺さる。



そりゃあ、玄関でいつまでも突っ立ってたら変だけど、そんな冷めた目で見なくてもいいのに。





「変な姉ちゃん。固まってないでさっさと中に入れば?」


「あ、うん。入る入る」




慌ててローファーを脱いでいる間も何故か瑠羽にジーッと凝視される。







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