客A「ここの味噌バターラーメンってめっちゃ美味いよな。濃厚でピリ辛で」

客B「四国からわざわざ食べに来る人いるくらいだからな」

客A「っても四国とは明石海峡大橋で繋がってるからそんな遠くないけど」

客B「言わなくていいから。あと瀬戸大橋な」

客A「瀬戸ちゃんか…」

客B「誰だよ」

客A「こないだダニエルもこれ食べにわざわざノッティンガムから来たんだって」

客B「それも誰だよ。ノッティンガムってどこだよ」

客A「でさ。俺どーしてもこの味家で再現したくてさ。研究してみたんだよ」

客B「へぇ。お前ここに知り合いとかいたの?」

客A「いや?」

客B「誰かに教わったんじゃないの?」

客A「厨房入ったんだよ」

客B「え?ここで働いてんの?」

客A「働いたら負けと思っている」

客B「30にもなってニートはまずいだろ」

客A「普通に食いに来て、普通に厨房入って、普通に舐めさせてくださいって頼んで、普通にスープ舐めた」

客B「何してんだよ。何で店員OKしたんだよ」

客A「でも結局分からなかったから、店員さんに聞いた」

客B「最初から聞いたらいいだろ。ってか教えてくれたの?」

客A「教えないとラー油の小瓶の中身赤チンに変えますよって脅したら教えてくれた」

客B「何そのしょーもない嫌がらせ。店員もそれで教えたのかよ」