次の朝。 「瑠依、大丈夫?」 お母さんが呼びながら部屋に入ってきた。 「なんとか…ゴホッ」 「無理ね。学校お休みの電話しとくから。」 熱があって鼻水、咳。 目も充血。 本格的な風邪。 「昨日よりひどくなってるな。」 お兄が入ってきた。